e-taxで確定申告するには?具体的なやり方4ステップをご紹介

e-taxで確定申告するには?具体的なやり方4ステップをご紹介
e-taxで確定申告するやり方4ステップを徹底解説!事前準備で必要なものも、あわせてご紹介します。

この記事の目次

e-taxとは?

e-tax(イータックス)とは、国税庁の国税電子申告・納税システムのことです。

当システムの主な特徴として、下記が挙げられます。

対応できる業務は、次の通りです。

  • 税金の納付
  • 国税の申告(所得税・消費税・贈与税・印紙税・酒税など)
  • 各種届出・申請の手続(開業届・所得税の青色申告承認申請書など)
  • 法定調書の作成・提出(源泉徴収票・不動産の使用料等の支払調書など)

従来の所得税の確定申告は、税務署に確定申告書を提出しなければなりませんでした。
しかしe-Taxによる電子申告を選択すれば、紙の確定申告書を用意しなくてOKです!

また確定申告書は、電子データで税務署に送信します。
そのため、PC・インターネット環境があれば、自宅からでも手続きできます。

e-taxでの確定申告|事前準備で必要なもの4選

次にe-taxでの確定申告において、事前準備で必要なもの4選を紹介します。

(1)パソコン・スマホ

1つ目は、パソコン・スマホです。

e-taxに接続するには、インターネットに接続されたパソコンやスマホ、タブレットが必要です。
あらかじめ準備しておきましょう。

また各媒体の推奨環境は、下記の通りです。
ぜひ参考にしてください。

端末

OS

バージョン

ブラウザ

Android

Android

Android 10.0~13.0

Google Chrome

iPhone

iOS

iOS 14.8

iOS 15.7

iOS 16.0

iOS Safari

iPad

iPadOS

iOS 14.8

iOS 15.7

iOS 16.0

iPadOS Safari

ただし、スマホやタブレットを使ったe-Taxからの申告は、一部対応できない手続きもあります。
注意しておきましょう。

(2)マイナンバーカード

2つ目は、マイナンバーカードです。

e-Taxによる申告は、以下の2つに分類されます。

マイナンバーカード方式での申告を検討する場合は、事前にマイナンバーカードを取得しましょう。

(3)マイナンバーカードを読み取れるスマホ or ICカードリーダライタ

3つ目は、マイナンバーカードを読み取れるスマホ or ICカードリーダライタです。

マイナンバーカード方式の場合、マイナンバーカードの読み取りが必須です。

そこで活用したいのが、ICカードリーダライタ!
こちらでマイナンバーカードの読み取りができるため、準備しておきましょう。

なお、2021年分の確定申告から、スマホでの代用もOKになりました。したがって、マイナンバーカード読み取り対応スマホがあれば、ICカードリーダライタは不要です。

ICカードリーダライタとは:
ICカードに記録された電子情報を読むための機器を指します。

スマホでの認証方法とは:
スマホでの認証方法には、以下3つのステップが必要です。

  1. 「マイナポータルアプリ」の画面に表示された、QRコードを読み込む。
  2. パスワードを入力する。
  3. マイナンバーカードの認証が可能に。


また、スマホの機種によっては対応していないものもあります。
事前に確認しておくと良いでしょう。

「どのスマホが対応しているの?」という疑問をお持ちの方は、下記をご確認ください。

(4)利用者識別番号(半角16桁の番号)

4つ目は、利用者識別番号(半角16桁の番号)​を取得することです。
具体的な取得方法については、以下をご覧ください。

さらに、下記のような方法もあります。

  • 関与税理士の方に、開始届出書を代理送信を依頼
  • 税務署で職員の対面による厳格な本人確認のうえ、ID・パスワード方式の届出を作成
  • 国税庁HP「[手続名]電子申告・納税等開始(変更等)」のから用紙をダウンロードし、必要事項を記載して税務署へ送付or持参

なお、「どの方法を選ぶか」という点によって、次のような点が異なります。

実際に利用者識別番号を取得する際には、あらかじめ確認しておきましょう。

e-taxでの確定申告|具体的なやり方4ステップ

続いて、e-taxでの確定申告のやり方を説明します。
具体的な手順4ステップをまとめました。

(1)必要な機材の準備

まずは、必要な機材を準備します。
繰り返しとなりますが、e-taxの利用開始にあたり、下記を揃えておきましょう。

  • パソコン・スマホ
  • マイナンバーカード
  • マイナンバーカードを読み取れるスマホ or ICカードリーダライタ
  • 利用者識別番号(半角16桁の番号)

またこれらに加えて、利用者クライアントソフト(JPKI利用者ソフト)も用意しましょう。
「利用者クライアントソフトとは……?」という方は、以下をご覧ください。

利用者クライアントソフト(JPKI利用者ソフト)とは:
公的個人認証サービスを利用した電子申請を行う際に、マイナンバーカードに搭載された電子証明書を使用し、署名を付与するための専用ソフトウェアです。ダウンロードは「公的個人認証サービス ポータルサイト」から行えます。ぜひチェックしてみてください。

(2)確定申告書の作成

次に確定申告書を作成します。
主な手順については、下記をご覧ください。

  1. 国税庁 確定申告書等作成コーナーにアクセスする。
  2. 必要項目を入力する。
  3. 確定申告書の作成が可能に!

なお、会計ソフトで確定申告書を作成している場合は、こちらの工程は不要です。

(3)e-Taxに連携、確定申告を送信

続いて、e-Taxに連携し、確定申告を送信しましょう。
​主な手順については、下記をご覧ください。

  1. 「国税庁 確定申告書等作成コーナー」で、書類完成まで進める。
  2. 1.アクション実行後、e-Taxで送信できる画面に移行。
  3. 事前に取得していた、利用者識別番号を入力・ログインする。
  4. 確定申告を送信する

(4)e-Taxで納税

最後に納税を行います。
支払い方法は、下記のように複数の種類から選択可能です。

  • ダイレクト納付
  • スマホアプリ納付
  • クレジットカード納付
  • インターネットバンキング(登録方式)

電子納税の詳細については、次のサイトをご参照ください。

e-taxを活用し、スマートに確定申告を進めましょう!

この記事では、e-taxで確定申告する方法をまとめました。
具体的なやり方4ステップを紹介しましたが、いかがでしたか?

e-Taxのサービスが向上したため、現在は自宅から手軽に確定申告できるようになりました。
また内容次第ではありますが、近年ではスマホ・タブレットからも申告可能です。

自身に合う媒体・方法を把握し、よりスムーズにe-Taxでの確定申告を行いましょう。

参考記事

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