補助金&助成金を受け取るメリット・デメリット【個人事業主は必見!】

補助金&助成金を受け取るメリット・デメリット【個人事業主は必見!】
個人事業主が補助金&助成金を受け取るメリット・デメリットをご紹介します。活用できる補助金・助成金8選や注意点も解説しますので、ぜひご覧ください。

この記事の目次

個人事業主が受け取れる補助金&助成金8選!

まずは、個人事業主が受け取れる補助金&助成金を見ていきましょう。
代表的な8つの制度を、下記にピックアップしました。

<補助金>

  • 「事業再構築補助金」
  • 「IT導入補助金」
  • 「小規模事業者持続化補助金」
  • 「ものづくり補助金」

<助成金>

  • 「キャリアアップ助成金」
  • 「働き方改革推進支援助成金」
  • 「両立支援等助成金」
  • 「業務改善助成金」

あくまでも一例ですが、事業の規模・目的・方向性により、さまざまな制度が設けられています。

また、補助金・助成金を申請する際には、要件を満たすことや事前の準備が欠かせません。特に補助金は書類審査や面接審査など、その事業に対する審査を受け、採択されなければ資金を受け取れません。

そのため事業の特色や魅力・資金を受け取った際に想定している目的などを、しっかり伝えられるようしましょう。

上記で説明した「事業再構築補助金」「IT導入補助金」「キャリアアップ助成金」をはじめ、各補助金・助成金の詳細を解説した記事があります。ぜひこちらもご覧ください!

個人事業主が補助金・助成金を受け取るメリット

次に個人事業主が補助金・助成金を受け取るメリットを説明します。
具体的なメリット3つを解説しますので、それぞれ見ていきましょう。

返済不要・無金利で資金調達OK

補助金・助成金は基本的に、“返済不要かつ無利子”で資金を提供しています。そのため、事業資金の調達コストを削減できたり、返済により資金繰りが悪化するリスクを防いだりできるでしょう。

ただし事業で大きく利益が出た場合、収益納付の仕組みが変更になった場合などは、支給されたお金の一部返還を求められることもあります。

したがって、厳密にいうと“絶対に返済不要”というわけでないため、注意しておきましょう。

資金繰りの改善を図れる

補助金・助成金を利用すれば、人材育成や設備投資などによる出費の一部をカバーしてもらえます。その結果、資金悪化の原因を作らないことに加え、生産性を高められるため、事業の資金繰りが改善するケースも非常に多いです。

信用度を高められる

補助金・助成金を受け取ることで、信用度を高められるでしょう。

前述した通り、助成金の申請時に審査はないものの、補助金の場合は“ただ書類を書けばお金を受け取れる”というものではありません。書類審査や面接審査など、その事業に対する審査を受けた結果、採択される(=お金がもらえる)というものになります。

そのため、補助金・助成金を受け取ることで、事業価値が上がり、信頼性や実績の向上に貢献します。最終的に、将来的なビジネスチャンスが広がるといっても、過言ではありません。

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個人事業主が補助金・助成金を受け取るデメリット

個人事業主が補助金・助成金を受け取るメリットもあれば、一方でデメリットも存在します。
代表的なデメリットを3つを紹介しますので、参考にしてください。

書類作成・提出など手続きが煩雑

補助金・助成金を受け取るには、詳細な申請書類の作成や提出が求められます。そのため「申請から受け取りまでの手続きが、煩雑である」と悩まれている方も多いです。

実際に補助金・助成金を受け取るまでには、下記のプロセスを辿らなければなりません。

  • 事前に申請書を提出する
  • 関連書類を作成する
  • 職業訓練後に支給申請書を作成する など

さらに必要な情報や文書を整理する作業は、過去の実績・ビジョンに関する情報もまとめていくことになります。

入金までに時間を要する

補助金・助成金は申請し、実際に入金されるまである程度時間がかかります。1ヶ月~2ヶ月時間がかかるケースが多いため、「急な支出に対応する」「新規事業を立ち上げる」という場合、この時間の遅れを課題と感じることもあるでしょう。

必ず採択されるとは限らない

補助金・助成金は、“申請すればいつでも、誰でももらえる”というものではありません。制度によってバラつきはあるものの競争が激しく、審査基準を満たすだけではなく、選定基準によって選ばれることが求められるためです。

また繰り返しになりますが、補助金に関しては審査が必要であるため、さらに採択される確率は低くなります。したがって「補助金・助成金を受け取りたくても、必ずしも希望通りになるかわからない」という点は、留意しておきましょう。

個人事業主が補助金・助成金を受け取る際の注意点

この項目では、個人事業主が補助金・助成金を受け取る際の注意点を説明します。

関係書類は事業終了後も保管必須

補助金・助成金の関係書類は、事業終了後5年間の保存が義務づけられています。そのため事務所を移転する際など、紛失には注意しておきましょう。

また、たとえ個人事業主であっても、会計検査員の検査が入る可能性はゼロではありません。

正しく申請できれば問題ないですが、次のような状況を招いてしまうと、後々大きな問題につながるおそれがあります。

  • 経営コンサルタントなどに申請・準備など、一連の流れをすべて委ねる
  • 実際に取り組む内容と大きくかけ離れてしまっている
 
したがって“専門家のサポートを受けること”は大切ですが、書類管理などを丸投げしてしまうといった事態は避けた方が賢明でしょう。

確定申告で計上しなければならない

補助金・助成金を受け取った場合、それらは所得税の対象となります。

そのため、必ず確定申告を行わなければなりません!
“返済義務がないから、申告しなくてOK”というものではありませんので、気を付けておきましょう。

ちなみに、勘定科目は雑収入に該当します。本業の収入と分け、独立して仕分けを行うという点も重要なポイントです。

申告を忘れると、脱税の疑いがかかるケースもあります。確定申告で所得として計上することを忘れないようにしましょう。

競争率が高くなりがちである

先ほど述べた通り、補助金・助成金は、基本的に無利子かつ返済義務がありません。そのため、どうしても競争率が高くなりやすいといえます。

また競争率が高いものに関しては、“事業計画などを参考に採択or不採択を決定する”傾向があります。したがって申請する前に事業計画に内容を練り、精度を上げることが大切です。

個人事業主の補助金・助成金申請サポートはリアリゼイションへ!

これまで説明したように、補助金・助成金の申請にはさまざまな準備が生じます。加えて、専門的な知識やノウハウを活用し、“自社の事業ならではの魅力・メリットなど”を存分にPRする必要があります。

そのため「補助金・助成金を利用しにくい……」と感じる、忙しい事業者さまもいらっしゃるのではないでしょうか。

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  • どの補助金を選べばいいかわからない
  • 時間がない
  • 事業計画書の作成に自信がない
  • そもそも要件に当てはまるのかわからない


など、「補助金・助成金」についてのお困りごとがある方はお気軽にご相談ください!

お問い合わせは、以下の「補助金・助成金相談窓口」からどうぞ!

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