【2023年版】「両立支援等助成金 育児休業等支援コース」について詳しく解説します!

子育て世代が働きやすい職場を作ることは、雇用の安定につながります。

とはいえ、職場環境を整えるためには費用がかかりますよね。

「両立支援等助成金 育児休業等支援コース」は、育児休業の円滑な取得・職場復帰のため取組を行った中小企業の事業主を支援する制度です。

本コラムでは「両立支援等助成金 育児休業等支援コース」の概要を紹介します。

「両立支援等助成金 育児休業等支援コース」の要領

「両立支援等助成金 育児休業等支援コース」のパンフレット

この記事の目次

【2023年】「両立支援等助成金 育児休業等支援コース」とは

「両立支援等助成金 育児休業等支援コース」は、働き続けながら子育てをする労働者の雇用の継続を図るため、育児休業の円滑な取得、職場復帰に貢献する取り組みや、子育てをする労働者のために有給休暇制度および両立支援制度の整備を行った事業主を支援する制度です。

事業主に助成金を支給することで、労働者の雇用の安定を図ることを目的としています。

 

「両立支援等助成金 育児休業等支援コース助成金」は以下の場合に助成金が支給されます。(「新型コロナウイルス感染症対応特例」を除く)

 

「業務代替支援」は育休を取得した労働者の業務を代わりに行う代替要員確保し、かつ育児休業取得者を原職等に復帰させた起業に対する支援です。

「職場復帰後支援」は、子供の看護休暇制度または保育サービス費用補助制度を導入し、育休後の労働者にそれらの制度を利用させるものです。

【2023年】「両立支援等助成金 育児休業等支援コース」4つの支給要件

育休取得時

職場復帰時

業務代替支援

職場復帰後支援

【2023年】「両立支援等助成金 育児休業等支援コース」の条件

「職場復帰時」は「育休取得時」を受給していることが条件です。

「育休取得時」と「職場復帰時」は各2回までとなります。(無期雇用者・有期雇用者 各1回)

「業務代替支援」は1事業主あたり1年度につき10人まで5年間支給されます。

「両立支援等助成金 育児休業等支援コース助成金」の各コースの提出書類は、厚生省の公式サイトからダウンロードできます。

出典:厚生労働省