この記事の目次
【小規模事業者持続化補助金】とは?
「小規模事業者持続化補助金」は、個人事業主などの小規模事業者が作成した経営計画に基づいて行う販路開拓の取組をサポートする制度です。
「小規模事業者持続化補助金」は「通常枠」とそれ以外の「特別枠」に分類されます。
「小規模事業者持続化補助金」は、商工会・商工会議所の指導のもと計画書を作成し申請。
採択後に計画書にもとづいた事業を行った後に補助金を受給するものです。
申請すれば必ず補助金がもらえるわけではないのでご注意ください。
【小規模事業者持続化補助金】申請できる個人事業主の条件は?
従業員規模の条件
また、補助金申請を行う個人事業主と直接雇用関係にないため、派遣社員は、常時使用する従業員に含めません。
その他の条件
- 「認定連携創業支援等事業者」が実施した「特定創業支援等事業」による支援を公募締切時から起算して過去3か年の間に受けている
- 過去3か年の間に開業している
- 開業届を出している
開業届を出していない個人事業主の方は「創業枠」に申請できません!
開業届を出していても対象外になる場合
- 開業届上の開業日が申請日よりも後の場合
- すでに税務署に開業届を提出していても、申請時点までに事業を開始していない場合
開業して間もない個人事業主の場合
申請時において開業していることが分かる書類として、開業届(税務署の収受日付印があるもの又は受付結果(受信通知))の添付が必要となります。
その他の必要な申請書類については、公募要領、応募時提出資料・様式集をご確認ください。
【小規模事業者持続化補助金 創業枠】原則「jGrants」を使った電子申請
「小規模事業者持続化補助金」では、郵送での申請も可能ですが、原則は補助金申請システム(名称:jGrants)を使った電子申請です。
jGrantsを利用するにはGビズIDプライムアカウントというアカウントの取得が必要です。
アカウントの取得には数週間程度を要しますので、未取得の方は早めに利用登録を行いましょう。
GビズIDプライムアカウントの取得方法などは、「【小規模事業者持続化補助金】Jグランツのやり方は?ログインできない時の対処法も紹介!」をご覧ください。
また、ものづくり補助金やIT導入補助金などもjGrantsを使って申請できます。
jGrantsを利用して申請できる補助金の一覧は、jGrantsの公式サイトトップページの「補助金を探す」で検索可能です。
【小規模事業者持続化補助金 創業枠】個人事業主が申請する時に必要な書類は?
「小規模事業者持続化補助金」の申請書類は、法人と個人事業主では異なります。
個人事業主の場合、直近の確定申告書または開業届(税務署受付印のあるもの)が必要になります。
開業したてで決算期を一度も迎えていない場合は、申請段階で開業していることがわかる開業届の写し。
開業後、決算期を1回以上迎えている場合には、所得額に関わらず確定申告書の写しを提出します。
個人事業主が確定申告書を提出する際の注意点!
【青色申告の方】
確定申告書(第一表、第二表)
所得税青色申告決算書(1面、2面、3面、4面)
- 税務署の受付印がない場合は、「受付結果(受信通知) 」または「納税証明書(その2所得金額の証明書)」(原本)を添付
- 減価償却費が0円であり、青色申告書3面を作成していない場合は、その旨を書面にて提出
- 青色申告特別控除額が10万円であり、青色申告書4面を作成していない場合は、その旨を書面にて提出
【白色申告の方】
確定申告書(第一表、第二表)
収支内訳書(1面、2面)
- 税務署の受付印がない場合は、「受付結果(受信通知) 」または「納税証明書(その2 所得金額の証明書)」(原本)を添付
【小規模事業者持続化補助金】免税事業者から適格請求書発行事業者の転換した個人事業主には+50万円!
すべての枠で免税事業者から適格請求書発行事業者に転換する小規模事業者に対して補助上限額を一律50万円上乗せします。(インボイス特例)
たとえば、「通常枠」の本来の補助上限は50万円ですが、インボイス特例に適用する個人事業主の場合は50万円上乗せされ上限額が100万円になります。
「通常枠」で経費が200万円の場合であれば、
200万円×2/3=133万円
上限額は50万円なので、もらえるのは50万円、かかる経費は83万円です。
インボイス特例に適用する場合は上限額が100万円になるので、100万円もらえて、かかる経費は33万円で済みます。
インボイス特例の適用要件
2021年9月30日から2023年9月30日の属する課税期間で一度でも免税事業者であったまたは免税事業者であることが見込まれる事業者のうち、適格請求書発行事業者の登録(インボイス登録)が確認できた事業者であること。
ただし、補助事業の終了時点でこの要件を満たさない場合は、特例は適用されません。
つまり、すでにインボイス登録を済ませた個人事業主はこの要件に該当します。
これから登録する場合は、補助事業終了までに登録を済ませる必要があります。
インボイス登録を申請してから登録完了までは、e-Tax提出の場合は約3週間、書面提出の場合は約2か月かかります。
登録申請書にミスがあった場合はこれよりさらに時間がかかるので、「小規模事業者持続化補助金」に申請する前にインボイス登録を済ませておくと安心です!
【免税事業者向け】インボイス発行事業者になるための「インボイス登録」をする方法は?
個人事業主にも関係あり!2023年10月から始まるインボイス制度とは?
【小規模事業者持続化補助金】申請前に要確認!「創業枠」のQ&A
個人事業主の方が「小規模事業者持続化補助金」に初めて申請する際の疑問点をQ&A形式で紹介します!
(1)申請期間中に個人事業主から法人に変更する予定だが申請可能?
変更後の法人が本補助金の補助対象者の要件を満たすことができれば申請可能です。
個人事業主から法人への変更については、必要書類を添付して事務局に届け出る必要があります。
詳細は、採択発表後に事務局へお問い合わせください。
(2)屋号が複数ある場合、どの屋号で申請すればよい?
申請する補助対象事業を行う屋号で申請します。
「小規模事業者持続化補助金」では、同一の個人事業主による重複申請はできません。
また、同一の個人事業主が、複数の事業で複数申請することもできません。
(3) 申請書の書き方が分からない!
「小規模事業者持続化補助金」の公式サイトに申請書の記載例がいくつか掲載されているのでそちらを参考にしてください。
【小規模事業者持続化補助金】「創業枠」の2023年度のスケジュール
【第12回公募のスケジュール】
申請締切:2023年6月1日(木)
※「事業支援計画書」(様式4)発行の受付締切は原則2023年5月25日(木)です。
この日まで、商工会・商工会議所に連絡を取って様式2・3を提出してください。
採択結果発表:未定(8月上旬と予想)
【第13回公募のスケジュール】
申請開始:未定
申請締切:2023年9月7日(木)
※事業支援計画書(様式4)発行の受付締切:原則2023年8月31日(木)
採択結果発表:未定(11月上旬と予想)
「小規模事業者持続化補助金」の申請代行は弊社におまかせください!
「小規模事業者持続化補助金」の「創業枠」への申請をご検討中の事業主さま。
現在申請を受け付けている第12回公募の締切は6月1日。
「新年度が始まって忙しくて申請の準備ができなそう……」
「初めての申請なので採択されるか不安!」
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